秦嶺北麓の違法建築物、600軒が撤去

秦嶺北麓の違法建築物、600軒が撤去。

タグ:秦嶺北麓 違法建築物

発信時間:2018-10-12 15:53:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 秦嶺は重要な生態安全の壁で、「国家中央公園」「中国の緑の肺」と呼ばれている。ところが近年、秦嶺の北麓に違法建設された一軒家が増えている。7月30日より、陝西省秦嶺北麓西安市内一軒家違法建設問題特別取り締まり活動が2カ月以上に渡り展開されており、美しい大自然の中に違法建設された多くの一軒家が撤去されている。西安市長安区と鄠邑区は、秦嶺北麓地区で違法建設された一軒家が多い地域で、10月9日まで計600軒以上の住宅が撤去されている。


 住宅撤去は土地を持ち主に返すことを目的の一つとしている。鄠邑区の政府部門は9月5日、撤去により使用可能な状態に戻された24.48ムーの土地を、蒋村鎮白龍溝村に移譲した。同区は同村のこの土地に建てられていた12棟を撤去し、ゴミを運び出してから土地を掘り返し、更地化し、肥料を撒いた。関連部門の検収に合格し、栽培条件を満たした。同村の李樹林党支部書記は「政府部門の協力を受け、アブラナを植えた」と話した。


 多くの住宅が撤去された後の開けた土地で、緑を取り戻す作業が展開されている。現地の林業部門は秦嶺の自然条件に適した木を選び、合理的に灌木や草花など各種植物を組み合わせ、山が青く水が清らかで緑に覆われる秦嶺の生態環境を取り戻そうとしている。


 陝西省委員会、省政府は、秦嶺各市保護区内の違法建築物の取り締まりを全面的に徹底し、違法採石や無許可の開発などの行為を撲滅するとした。また陝西省は政策・法律を研究・改善し、長期的かつ効果的なメカニズムを構築し、秦嶺の保護・利用のさらなる規範化に取り組んでいる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月12日

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