中国とミャンマーの政府代表者は22日、ミャンマーのネピドーで、ムセ-マンダレー鉄道プロジェクトの実行可能性調査に関する覚書を結んだ。同プロジェクトの実行可能性調査に着手し、貿易・運輸コストの引き下げと両国の経済・貿易協力の強化を図る。
在ミャンマー中国大使の洪亮氏は、「一帯一路」と中国・ミャンマー経済回廊の旗艦プロジェクトの一つとなるムセ-マンダレー鉄道について、ミャンマー北部の重要都市と経済センターを通り、ミャンマー経済の発展を後押しする上、ミャンマー北部の和平安定につながり、同地域の相互接続を促進するとの見通しを示した。同鉄道は、両国による「一帯一路」建設と中国・ミャンマー経済回廊に原動力を注入する。
ミャンマー鉄道会社の責任者によると、マンダレーとムセの間には1本の道路しかないため日常的に渋滞が発生しており、鉄道の建設が運輸条件を改善し、増えつつある貿易の往来ニーズを満たすと見解を示した。
計画によると、実行可能性調査の期間は2年。ムセ-マンダレー鉄道の全長は431km、設計時速は160kmに達する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月23日