中国のテーマパークは2017年も急速発展の傾向を維持し、都市に人を呼び込んだ上に、都市の文化イノベーションを強く支えた。
統計によると、世界10大テーマパークの来場者数は前年比8.6%増え、なかでも中国の増加率は20%近くに達した。中国のテーマパーク来場者数は現時点で、世界の約4分の1を占める。ただ、国外の大型テーマパークがすでに単なる遊園地ではなく、アニメ、テレビ、ファッション、おもちゃ、出版、映画、インターネットを集めた一体的な文化娯楽産業の巨大施設になっていることに注目したい。今後は、中国の大型テーマパークも量から質への転換を図り、IP(知的財産)を強化することで、独特な文化観光産業チェーンを確立する必要がある。
2016年は世界のテーマパーク事業にとって調整の1年となったが、2017年は再び発展トレンドへと戻った。地域別で、昨年はアジア太平洋地域のテーマパーク来場者数が5.5%増え、特に中国のテーマパークが来場者数を大きく押し上げた。中国では、複数のテーマパークが営業を開始すると同時に、既存テーマパークの拡張とグレードアップがテーマパークのIPを豊富にし、消費者を引き付ける魅力が持続的に強化された。