23日に開かれた国務院新聞弁公室の記者会見において、中国工業・情報化部の辛国斌副部長は経済日報の記者からの質問に対して、「今年の第1−3四半期の製造業投資額は前年同期比8.7%増となり、伸び率が6カ月連続で上昇し、前年同期を4.5ポイント上回った。これは今年の工業・通信業全体の運行において、最も望ましい変化だった」と回答した。
新旧動力の転換が着実に推進
辛氏は、第1−3四半期の中国製造業の投資の見所について、「第1−3四半期の製造業民間投資額の伸び率は9.5%で、製造業投資額を0.8ポイント、前年同期を5.3ポイント上回った。これは民間の投資への自信の深まりを反映している」と分析した。
技術改良への投資が好調だ。第1−3四半期の製造業技術改良投資額は前年同期比15.2%増で、製造業投資額の伸び率を6.5ポイント上回り、製造業の投資をけん引する主な力になった。企業の改良・アップグレードの意欲がさらに強まり、投資構造が徐々に改善されていることを反映した。
新動力への投資が活況を呈した。第1−3四半期のハイテク製造業投資額は14.9%増、設備製造業投資額は9.9%増で、製造業投資額をそれぞれ6.2・1.2ポイント上回った。これは製造業の投資構造改善を示している。