第1回輸入博覧会が5日、上海市で開幕する。130数カ国の3000社以上が、各自の最も優秀で特色あふれる商品を携え準備を万端に整えている。中国企業と消費者の訪れ、それから中国市場の扉を開く機会を待っている。専門家によると、今回の博覧会は世界初の輸入をテーマとする大型国家級博覧会であり、中国の消費者と海外の高品質商品の架け橋を築き、かつ世界の多国間経済・貿易協力の新たな道を切り開く。
記者の調べによると、この画期的な博覧会は発表されると直ちに、世界から注目を集め、大反響を呼んだ。さらには展示ブースの確保が困難という状況も生じた。注意すべきは、今回の博覧会では企業による展示の他に、国家展と国際経済・貿易フォーラムが行われることだ。国家展は博覧会の重要内容であり、82カ国及び3つの国際機関が71の展示ブースを設置する。展示面積は約3万平方メートル。各国は国のイメージ、経済・貿易の発展、特色ある優秀産業をアピールする。
国際経済・貿易フォーラム(虹橋国際経済・貿易フォーラム)は「世界貿易の新たな活力を引き出し、開放とウィンウィンの新構造を共に構築する」をテーマとし、「貿易と開放」「貿易と革新」「貿易と投資」という3つの分科会を設ける。現在の世界経済・貿易の発展が直面している重要問題に焦点を絞る。
中国商務部国際貿易交渉代表兼副部長の傅自応氏は「中国国際輸入博覧会が、世界各国が国のイメージを示し、国際貿易を展開する開放型協力プラットフォームになり、経済グローバル化を推進する公共財になることを信じている。中国国際輸入博覧会は経済グローバル化の推進に貢献し、各国が経済・貿易協力を掘り下げるため条件を整え、他国が中国発展の快速列車に乗ることを支持すると同時に、各国が貿易協力を展開するための場を構築する」と表明した。