世界初の輸入をテーマとする博覧会が5日、上海市で開幕した。これは中国政府が経済グローバル化を推進するため提供する国際公共財で、130以上の国と地域の3000社以上の企業に向け新たな開放・協力の場を構築する。各国が中国発展の快速列車に便乗する新たなチャンスをもたらす。
世界に目を向けると、さまざまな輸出入博覧会が存在する。これらと比べると、第1回中国国際輸入博覧会は「異常」だ。企業展のほかに国家展があり、貨物貿易のみならずサービス貿易があり、会議・展示だけでなく世界の経済・貿易に関する重要問題についても議論される。まさにそのため、同博覧会は中国輸出入商品交易会、世界博覧会、ボアオ・アジアフォーラムという3大プラットフォームの真髄を集めていると言われている。
具体的に見ると、同博覧会には多くの見所がある。例えば展示面積は30万平方メートルと大規模で、2回の拡張にも関わらず空席が見当たらないほどだ。130以上の国・地域の企業から出展があり、G20、BRICS、上海協力機構の加盟国、「一帯一路」沿線58カ国、後発国35カ国を含む。出展企業は数が多く高品質で、3000社以上のうち200社以上が世界トップ500社、業界のリーディングカンパニーとなっている。製品の技術が新しく、100種類以上の新製品・新技術が公開される。展示水準が高く、特別デザイン展示ブースの面積が全館の91%を占める。また虹橋国際経貿フォーラムは最大規模かつハイレベルで新形式を持ち、「開放・革新・投資」という貿易発展と最も緊密に関係している3つの議題に焦点を絞り、現在の国際経済・貿易発展に知恵で貢献する。さらに会期中には200前後の関連活動が催され、同博覧会の総合的な効果をさらに高める。