世界のメーカーと輸出業者は鋭い目を持っている。現在の世界において、4億人の中所得層、14億人弱の人口を持つ消費市場は他にないだろう。国際機関の推算によると、中国の2001−17年の貨物輸入額の年平均成長率は13.5%で、世界の2倍のペースとなっている。中国のサービス貿易輸入額の年平均成長率は16.7%で、世界平均水準の2.7倍となっている。そのため中国は世界の貿易パートナー(先進国、発展途上国を含む)に大きなチャンスをもたらしている。世界経済への平均寄与度は、2002年以降に30%弱に達している。
中国経済は現在、高品質発展に転じている。今年上半期の最終消費支出の経済成長への寄与度は78.5%に達しており、前年同期を14.2ポイント上回っている。大規模で拡大を続ける中所得層は、消費の質の改善と向上を重視する。中国の消費市場の潜在力は今後さらに引き出され、世界各国により多くのチャンスをもたらす。
中国は世界と発展のチャンスを共有するため、すでに舞台を設置している。中国は今後5年間で8兆ドルの商品を輸入し、外国投資を6000億ドル導入する。対外投資総額は7500億ドルにのぼる。中国はさらに毎年この輸入博覧会を開き、世界のメーカー・輸出業者が中国市場を開拓するための重要な場にする。最も重要なのは、中国が行動によって開放・包容、互恵・ウィンウィンの理念を世界に伝え続けていることだ。これは経済グローバル化の下、人類運命共同体を構築するため重要なことだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年11月5日