29日、中国電信が四半期報告を発表し、3大通信キャリアの1~9月業績報告が出揃った。記者がまとめたところ、3大通信キャリアの1~9月の純利益は1175億400万元、1日平均約4億3000万元だった。
3大通信キャリアの1日平均利益は約4億3000万元
中国移動の財務報告によると、同社の2018年1~9月の営業収入は5677億元で前年同期比0.3%減、純利益は950億元で3.1%増。
中国聯通の1~9月営業収入は2000億1300万元で6.5%増、純利益は34億7000万元で164.5%増。
中国電信の営業収入は2849億7100万元で3.6%増、純利益は190億3400万元で2.7%増。
計算すると、1~9月の3大通信キャリアの純利益は1175億400万元、1日平均約4億3000万元になる。
3大通信キャリア全てが純利益が前年同期比で増加しているが、中国鉄塔の上場による一時的な収益も含まれている点に注意したい。
例を挙げると、中国聯通は中国鉄塔の上場・新株発行によりグループの持ち株比率が変化し、純利益が14億7400万元増加。中国移動は23億元の利益を得た。中国電信は具体的な数字を明かしていない。
3大通信キャリアの業績に一定の圧力も
純利益は前年同期比で増加したが、3大通信キャリアは財務報告の中で、業績に一定の圧力があると明かしている。中でも目立った現象は、中国移動の営業収入が4年ぶりに減少したこと。そのほか、3社の利益には中国鉄塔の上場による一次的な収益も含まれており、これは巨額収入である。
また、1~9月、3大通信キャリアのモバイルユーザーによるARPU(1契約あたりの売上)も減少している。
3社にとって、通信量経営市場の競争が激しいことも重要なことである。中国移動は、1~9月に通信量の価値が急低下したと示した。
幸い、通信量使用状況は急成長を続けている。工業情報化部の最新データによると、1~9月のモバイル通信量は466億ギガに達し、前年同期比201.9%増加。9月のDOU(1契約あたりのモバイル通信量)は5.15GBで162.6%増だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月4日