第1回中国国際輸入博覧会が今月5−10日にかけて上海市で開催される。この世界初の輸入をテーマとする国家級博覧会は、国際社会から広く注目・期待されている。
ベルギー・ゼーブルージュ港は欧州6位の港で、その港務局は中国との貿易交流が盛んだ。ゼーブルージュ港務局名誉副局長は、第1回中国国際輸入博覧会に出席するため間もなく上海に向け出発する。港務局は「黄金ブース」を申請し、これにより「一帯一路」建設への参与を拡大するチャンスをつかもうとしている。「中国の消費市場は急成長しており、高い潜在力を秘めている。今回の博覧会は、経験を共有し提携先を拡大する理想的な場だ。このチャンスをつかみ、中国の広大な市場の開拓に努力しなければならない」
タイ・パンヤピワット経営大学中国ASEAN研究センター長の湯之敏氏は「第1回中国国際輸入博覧会は空前の規模であるが、中国は自ら輸入を拡大し、実際の行動により貿易自由化と経済グローバル化を支持する立場を示した。今回の博覧会は世界の業者に、中国という世界最大の小売市場で商品とサービスをアピールする大きなチャンスを提供した。中国企業はスマートでハイレベルな設備と新興技術を調達できる。さらに中国の消費者の需要を満たし、消費アップグレードを実現できる」と指摘した。