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パキスタンの商務省のムハンマド・ヨーナス・ダガー事務局長
パキスタン北部のパンジャーブ州ラホールに住むムハンマド・ブハティさんは28日、自社製品をまとめて首都イスラマバードに向かった。今月5日から上海で開催される「第1回中国国際輸入博覧会(CIIE2018)」に参加するため、空路で現地入りする予定だ。
ムハンマドさんの会社はジャムなどの果実加工品を主力としている。これまでは主にドバイやカタール、英国などに販売してきたが、中国の持つ巨大市場に魅力を感じ、今年に入ってから中国に狙いを定めることにした。商談のため中国に出張した時、この博覧会のことを知り、パキスタン商務省に出展を申し込んだのだという。
ムハンマドさんは本紙の取材に対し、「博覧会に参加して中国向けの輸出がどの程度見込めそうかみてくるつもりだ。当社の果肉や冷凍マンゴー、ナツメといった果実加工品を展示する予定で、注文や合弁の話などがあればと期待している」と答えた。