第1回中国国際輸入博覧会がまもなく上海市で開幕する。130を超える国・地域から企業3千社あまりが参加し、それぞれ特色を備えた質の高い製品・サービスをひっさげて登場し、中国市場で新たな一歩を踏み出すことになる。
各種の準備作業は滞りなくスタートし、国の関係当局が出展をめぐる円滑化措置を20件あまり打ち出し、16万人を超えるバイヤーが「世界を買おう」と開幕を待ちわびる。
保護貿易主義が台頭し、グローバル化に逆行する流れがみられるなどして、復興の兆しが見え始めたグローバル貿易に再び暗い影を落としている。グローバル貿易の中でますます大きなウェイトを占めるようになった世界2位のエコノミーである中国の政策は、これからどのようなものになるだろうか。
「中国の開放のドアは閉じられることなく、ますます大きく開け放たれていく」。市場参入基準の大幅な緩和、輸入関税の引き下げ、特色と優位性を備えた製品の輸入拡大、第1回中国国際輸入博覧会の開催など、一連の効果的措置が、中国の多国間貿易体制を支持し、自由貿易を発展させようとする一貫した立場を雄弁に物語り、保護貿易主義に反対し、開放型の世界経済を構築し、これを守ろうとする積極的シグナルを明確に発し、輸入を主体的に拡大し、開放の歩みを止めないという固い決意を十二分に示している。