中国は長年にわたり輸入拡大の方針を堅持してきた。特に中国共産党第18回全国代表大会の開催以降、輸入を積極的に主体的に拡大する方針を明確に打ち出し、著しい成果を上げてきた。2017年には中国の貨物輸入額は1兆8410億ドル(1ドルは約113.2円)に達し、02年の世界貿易機関(WTO)への加盟初年度の6.2倍になった。サービス輸入額は4676億ドルで02年の10.1倍になり、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は2395億ドルの赤字で、02年の798.3倍になった。中国は今や世界2位の貨物貿易輸入国であり、世界2位のサービス貿易輸入国であり、貨物もサービスも輸入額が世界の約10分の1を占めるようになった。
11月1日、中国は石材、セラミックス、電気機械製品など1585種類の商品に課していた最恵国税率をさらに引き下げ、数回にわたる独自調整も行い、中国全体としての関税の水準が昨年の9.8%から7.5%に低下し、平均引き下げ幅は23%に達した。
通関地のビジネス環境の最適化、国境を越えた貿易円滑化の取り組み促進にともない、中国の輸入通関にかかる時間が年内に17年の3分の2に短縮され、97.39時間から65時間になる見込みだ。21年末には、さらに17年の半分の48時間に短縮される見込みだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年11月3日