「ATAカルネの有効期限延長については、通常の6カ月から1年に延長できるようにしたが、展示物の国内滞留期間の延長によって、輸入博終了後も海外からの出展者が輸入した展示品を用いて中国市場を開拓すれば、出展効果をさらに上げることができる。このほかにも、輸入博の終了後に展示品を税関の特殊監督管理区域や保税地域に移動させ、展示品や保税品の取り扱い方法を改善した。多くの出展者からすれば、多少の改善でも得るところは大きいだろう。
中国国内で保税展示したり、引き続き買い手を探したりする展示品が多いため、税関の特殊監督管理区域や保税地域エリアに移動できるようにしたが、実際の「出国」手続きは不要になり、物品の性質も展示品から保税品になるため、出展企業にとっては負担コストの大幅な軽減につながるだろう。
このほか、出展する食品メーカーが市場開拓しやすいように、税関では包装済み食品への中国語ラベルの貼付を免除する規定を設けた。ただ、出展者は展示品に中国語で名称、消費期限、注意事項などを記載し、輸入博の来場者が判断しやすいようにしなければならない」。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月5日