第5回世界インターネット大会がこのほど、中国の浙江省烏鎮で開幕した。今大会は、「相互信頼と共同管理のデジタル世界の創造―サイバー空間運命共同体を共同で建設」をテーマに、人工知能、5G、自動運転などに焦点が当てられる。
5Gは、今大会開幕式のキーワードとなり、モバイルインターネットのインフラを各ネットユーザーとつなげるものだ。世界のモバイル通信事業者の共通利益を代表するGSMアソシエーションCEOのジョン・ホフマン氏は、人類が今「スマート接続」のスタート地点に立っており、「スマート接続の実現には、5GとIoT(モノのインターネット)がカギになる」との見解を示した。
ジョン・ホフマン氏は、米国が先月5Gネットワークの商用を開始したことで、今後は中国や韓国、アラブ首長国連邦、日本を含む比較的進んでいる国が2019年と2020年に5Gを開始すると予想。世界最大のモバイル市場となる中国が2025年に世界最大の5G市場となり、中国市場の5G接続件数が4億3千万件に上る見込みとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月10日