寧夏回族自治区青銅峡市陳袁灘村の陳学義さんは、「うちはトウモロコシ畑約13.33ヘクタールの下請けをしている。側条施肥法を採用すると、作業量や使う肥料が減るだけでなく、生産量も増え、1ヘクタール当たり約4500元(1元は約16.39円)のコストを削減できる」と、笑顔で話す。
寧夏では9月になると、木々は黄金色に染まり、青空の下でそれが輝いて絶景が広がる。そして田んぼには、実りの時期を迎えた稲穂が頭を垂らして収穫を告げている。そんな秋の寧夏回族自治区を中国科技部(省)中日技術協力事務センターの柏燕秋・処長と日本の国際協力機構(JICA)の関係者が訪問し、側条施肥法が急速に発展する同地での中日のさらなる科学技術の分野の提携の可能性を探った。