中国国家統計局が14日に発表した最新統計によると、2018年10月の全国飲食業売上高は前年同月比8.8%増の4006億元、一定額以上飲食企業(年間主力事業売上高200万元以上)の売上高は同5%増の848億元だった。2018年1-10月の全国飲食業売上高は前年同期比9.6%増の3兆3769億元、一定額以上飲食企業の売上高は同6.8%増の7540億元だった。
中国料理協会(CCA)の分析では、10月の全国飲食業売上高の伸びは前年同期より1.5ポイント縮小し、一定額以上飲食企業の売上高の伸びは同1.1ポイント縮小した。飲食市場の伸び率は消費市場全体の伸び率8.6%を0.2ポイント上回っており、単月での売上高は初めて4000億元を突破した。1-10月の全国飲食業売上高の伸びは前年同期より1.3ポイント縮小し、一定額以上飲食企業売上高の伸びは1ポイント縮小した。飲食市場の伸び率は消費市場全体の伸び率9.2%を0.4ポイント上回った。
中国料理協会(CCA)は、「2018年に入ってから、飲食市場は全体に安定的に推移し、安定の中で前進、消費市場をけん引し続けたが、依然として下押し圧力に晒されている」と指摘。今後は「品質第一・効果と利益優先・品質向上を堅持し、供給側の構造改革を柱に、経済発展の質的変革・効率の変革・原動力の変革を推し進め、全要素生産性の向上を図る。供給側体系の質的向上を飲食産業の今後の発展の重点方針とし、供給側の構造改革を柱に、飲食市場の活力喚起、内的動力の強化を図る」としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月15日