今年のダブル11、消費構造の変化を読み取る

今年のダブル11、消費構造の変化を読み取る。開始1時間で、ドゥ・ラ・メールの価格1万7200元の世界限定版フェイスクリームが売り切れ、1−10月の10倍の販売量を記録した。開始8時間で、ランコムのトニックコンフォートが30万本も売れた…

タグ:ダブル11 消費構造 変化

発信時間:2018-11-14 16:47:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 「今年の注文を見たら、すべて輸入商品だった」会社員の沈さんは今年の「ダブル11」(11月11日のネット通販の祭典)に8700元を費やし、過去最大の支出となった。「驚くべきことに大きな商品はなく、サプリ、スキンケア、お菓子などばかりだった。落ち着けと理性に促されるが、手を止められずついつい購入してしまう」と彼女は笑いながら言った。


 これは「世界で買う」というダブル11を、最もよく説明していると言えるだろう。各国の数多くの輸入商品により、購入者は「地球村」にいるような感覚に陥る。


 消費者は現在、購入するお金を持ち、また商品を選ぶ目も持っている。価格を重視するが、品質をより重視する。現在の環境で、ダブル11はなぜ取扱高の記録を更新できるのだろうか。数億人が消費アップグレードを迎え、この答えは私たちの目の前に置かれている。


 高品質の商品、高級でおしゃれな商品が、中国人消費者から支持されている。これは人々が品質と個性による美しい生活を追い求めているからだ。


 ネット通販、基本的な需要以外にも進出


 ダブル11に、どれほど多くのお金が費やされたかご存知だろうか。


 過去3年のデータを見ると、同日に5000元以上を消費するヘビーユーザーは2年連続で増加しており、その増加率は500−1000元の3.4倍となっている。


 彼らは何を購入しているのだろうか。2013年から2017年まで、衣料品・靴・バッグは取扱量が最多の品目となっているが、この5年間で全体に占める比率が低下している。比率が上昇しているのは、3Cデジタル商品、室内装飾、美容・スキンケアなどだ。


 今年のダブル11を見ると、高品質商品、高級でおしゃれな商品が好調だった。


 開始1時間で、ドゥ・ラ・メールの価格1万7200元の世界限定版フェイスクリームが売り切れ、1−10月の10倍の販売量を記録した。開始8時間で、ランコムのトニックコンフォートが30万本も売れた。


 高級でおしゃれな商品の人気は、新たな中産階層の時代の到来を告げている。開始1時間で、電動歯ブラシが12万本、スマートごみ箱が1万5000個も販売された。


 テレビの購入をためらわない人もいる。浙江蘇寧易購の郁義龍総経理によると、蘇寧の65インチ以上の大型テレビの販売台数は、今年のダブル11に365%も激増した。杭州の富豪は単価18万8888元の80インチの大型テレビを購入したという。


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