ネット通販の祭典「ダブル11」が10年目を迎えた。中国のネット通販利用者は11日、この年に1度の祭典で昨年の約240億ドルの売上記録を更新し、中国経済に対する悲観的な論調を打ち消した。海外メディアが伝えた。
昨年の記録を軽々と更新
AP通信は12日、次のように伝えた。
この消費の祭典の1日の取扱高は長年に渡り、米国のサイバーマンデーを上回っている。今年の記録は、この世界2位の経済国に対する悲観的な予測を打ち消した。
ダブル11は「独身の日」とも呼ばれる、EC大手・アリババグループがけん引する激安セールのイベントだ。アリババは独身の日を非公式の祝日とし、デジタル小売業者の1年の意外な収穫を形成した。
アリババが上海で開いた記念イベントで設置された巨大スクリーンには、リアルタイムの販売データが表示された。11日0時を2分5秒過ぎた時点で、アリババの各プラットフォームの取扱高は100億元を突破した。1時47分に、この数値は10倍に膨れ上がった。
アリババが発表したデータによると、11日午後4時までの取扱高は1682億元に達し、昨年の1日分を上回った。
スペインのエル・パイス紙(電子版)は11日、次のように伝えた。