中国経済の地平線上に襲来した雲も、「独身の日」に影響を及ぼさなかった。この賑やかな消費の祝日に、多くの中国人がバーチャル財布を利用し、大手通販サイトに巨額の利益をもたらした。アリババは過去に樹立した売上記録を更新することで、年に1度のダブル11で再び自身の実力を証明した。中国にとっても、この数値は一般人の消費能力に影響を及ぼしている。
ダブル11期間中、消費者はアリババの各プラットフォームだけでも、価値にして2135億元の商品を購入し、前年比27%増となった。分かりやすく言えば、この金額はラトビアの昨年の国内総生産に相当し、さらにはスペインのスーパー「メルカドナ」の昨年の年間収入を大幅に上回る。
貿易戦争、消費の意欲に影響せず
ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は12日、アリババによるダブル11の取扱高が、再び記録を更新したと伝えた。中国の経済成長率は現在低下しており、米国との間で貿易摩擦が生じているが、これは消費者がこのショッピングの祭典に割引商品を購入する妨げになっていない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月14日