中国から米国へ貨物を運ぶコンテナ船の輸送量が異例の大幅増となった。米調査機関デカルト・データマインが12日に発表した10月の海上コンテナ輸送量は、前年同月比13.9%増の101万4308個(20フィートコンテナ換算)で、単月で過去最多を更新した。13日付日本経済新聞が伝えた。
米トランプ政権による制裁関税の税率引き上げを前に駆け込み出荷が加速していることが背景にある。
例年だと10月は国慶節の大型連休の影響で荷動きが鈍化するが、今年は前月比でも10.2%増えた。
輸送需要の増加で、中国発米国西海岸向けのスポット(随時契約)運賃は6年ぶりの高値圏にある。「米国の輸入業者は在庫積み増しを急いでいる。年内は満船状態が続くだろう」(アジア海運大手)との声もある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月15日