中国国家統計局はこのほど記者会見を開き、2018年10月の国民経済運営状況を発表した。統計局報道官の劉愛華氏は、主要指標をもとに、10月も引き続き中国経済が合理的な水準で運営され、全体的に安定し、安定しつつ進歩する発展トレンドを保ったとの見解を示した。
劉愛華氏は、10月の主な特徴として以下の3点を挙げている。
一、生産と需要が全体的に安定した。生産では、10月の工業生産が前年同期比5.9%増と、伸び率が前月に比べ0.1ポイント上昇した。サービス生産指数は7.2%上昇し、伸び率が前月より0.1ポイント高かった。工業とサービス業の今年1ー10月の成長率は1-9月から横ばいだった。
需要では、投資が小幅に回復した。1-10月の投資額が前年同期比5.7%増と、伸び率が1-9月から0.3ポイント回復し、2カ月連続の小幅回復となった。輸出入が引き続き加速し、10月の輸出増加率は前月を3.2ポイント上回る20.1%、輸入は8.8ポイント上回る26.3%だった。