科学技術分野の市場分析会社Strategy Analyticsはこのほど、『2018年第3四半期世界スマートスピーカー市場報告』を発表した。それによると、18年第3四半期のスマートスピーカー出荷台数は前年比197%増の2270万台に達し、過去最高を記録した。
これは、世界のスマートスピーカー販売台数が今年、1億台の大台を突破する可能性があることを示す。Strategy Analyticsの副総裁は、「スマートスピーカー市場は一里塚的な速度で過去10年より速いペースで消費電子商品を発表している」と話す。スマートスピーカー市場の急成長に中国メーカーの功績は不可欠である。報告によると、中国は米国に次ぐ世界2位のスマートスピーカー市場になった。
アマゾンは市場シェア1位を維持するが、1年前の64.8%から31.6%に縮小。ライバルのグーグルがスマートスピーカー市場に参入したほか、アリババ、百度、小米などの中国メーカーも市場シェアを獲得している。
報告によると、グーグルがシェア22.7%でアマゾンに続く。3位はアリババで9.5%に拡大し、前年比で1692%上昇。百度と小米は8.4%で、うち小米は前年比1800%上昇という驚異的な成長を遂げた。
スマートスピーカー市場は賑やかだが、国内の普及率はそれほど低くない。GfK全国小売観測データを見ると、2017年の中国のスマートスピーカー販売台数は165万台、市場規模はわずか3億1000万元である。