広東省深セン市で開催中の第20回中国国際ハイテク成果交易会で、中国工程科技発展戦略研究院が発表した「2019年中国戦略的新興産業発展報告書」によると、モバイルネットワークとデジタル技術の急成長が、中国のデジタルクリエイティブ産業の爆発的な成長をけん引している。新華社が伝えた。
デジタル音楽、ネット文学、アニメ、映像作品、ゲーム、ライブ配信などを始めとする多くの新興デジタル文化業界が急成長し、将来性の高い産業発展分野が生まれている。これらの代表的な業界の年平均成長率は、2012−17年の間に20%以上を超えている。
2017年の中国デジタル音楽市場規模は180億元(1元は約16.2円)に達し、2016−17年の年平均成長率は32.3%。2017年末現在、中国のネット文学ユーザー数は、ネットユーザー全体の45.6%を占める3億6800万人に達し、その規模は2015年末より23.9%増加した。2017年の国内ゲーム市場規模は2036億1000万元で、2016−17年の年平均成長率は20.3%。2017年のライブ配信市場の全体的な売上は304億5000万元に達し、2016−17年の年平均成長率は83.9%。
消費の高度化と革新の発展により、デジタルコンテンツデバイス、コンテンツ制作産業が高度成長を実現した。スマートフォンやスマートテレビの市場普及率は80%以上に達し、スマートウェアラブルデバイス、スマートホーム製品、VRデバイスなど新興デジタルコンテンツデバイスの種類が豊富化している。
2017年の中国スマートウェアラブルデバイス市場規模は264億2000万元で、2016−17年の年平均成長率は56.5%。2017年の中国VR産業市場規模は160億元で、2015年末の約10倍。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年11月19日