中国の国を跨いだサービス分野の対外開放で局面打開の動きが加速している。先ほど開催された第1回中国国際輸入博覧会で、中国政府は「今後15年で中国のサービス輸入額は10兆米ドルに達する見通し」と発表した。中国商務部もこのほど発表した中国初の公式サービス輸入報告で、「中国のサービス輸入は世界経済の成長に新たな原動力を提供し、世界に『中国のチャンス』をもたらす」としている。
「経済参考報」の取材によると、中国は今後サービス貿易を優先的に発展させる方向で重要措置を打ち出す見通しで、内部の政策設計と対外開放の両面から同時に推進し、金融・医療・教育など重要分野の開放で新たなブレークスルーが期待されている。
国際輸入博で、サービス貿易は単独の展示ゾーンが設けられ、世界のサービス貿易出展企業数百社が集まった。事業分野は物流・小売・金融・コンサルティング・サービスアウトソーシング・文化教育・クリエイティブデザイン・観光サービスなど多岐に渡り、多くの有名企業がサービス製品を集中的に展示し、中国で拡大するサービス輸入の需要に応えた。国際市場の期待に応え、開幕式で中国は今後15年で貨物輸入額が30兆米ドル、サービス輸入額が10兆米ドルを超えるとの見通しを示した。