福建省政和県でこのほど、第2回観光産業発展大会が開かれた。省内外の観光業者20数人が政和県の観光ルートを視察した。同活動は政和県の「全域観光」産業発展及びレベルアップに対して、積極的な影響を生む。
全域観光とは、一定地域内で観光業を有力産業とし、地域内の経済・社会資源、特に観光資源、関連産業、生態環境、公共サービス、体制・メカニズム、政策・法規、文明・素養などに対して全面的・系統的な改善とレベルアップを行い、地域資源の効果的な統合、産業の融合発展、社会の共同建設・共有を実現し、観光業により経済・社会の調和的発展をけん引・促進する新たな地域協調発展理念・モデルを指す。
情報によると、中国が全域観光を打ち出してからわずか2年余りしか経過していないが、全域観光は全国で急発展し、活況を呈している。中国観光研究院は先ほど北京市で、全域観光革新・実証学術シンポジウムを開催した。文化・観光部の関係者によると、2018年は全域観光の発展の重要な年であり、全域観光は観光の供給側改革の重要な突破口になっている。中央と地方による各種支援策、新たな措置の集中的な実施により、観光消費の需要も爆発的に増加する。消費のアップグレードは、供給側の各種革新を迫る。
「先ほどの国慶節に伴う長期連休中、毎日多くの観光客が食事に訪れた」福建省邵武市金坑村で暮らす李さんは、先ほどの国慶節を昨日のことのように覚えている。彼は村で20年以上も飲食店を経営しているが、最近になりようやく大きな利益を手にした。これは市が全域観光に取り組み、多くの観光客を集めたためだ。