中国商務部は、輸入博期間中に発表した中国初の公式サービス輸入報告で、「過去5年で、世界のサービス輸入の伸びに対する中国サービス輸入額の寄与率は25.8%に達し、世界のサービス輸入増加を推進する最大の貢献者になった。今後5年で、中国のサービス輸入額は累計で2.5兆米ドルを上回り、世界のサービス輸入額の10%以上を占め、世界のサービス輸入成長への寄与率は20%以上を維持する見通し。中国のサービス輸入は世界の経済成長に新たな原動力を供給し、世界に『中国のチャンス』をもたらす」と指摘した。
商務部サービス貿易司の冼国義司長は、「サービスの輸入拡大は新時代の中国自身の発展に必要であると同時に、新たな情勢で世界各国が共に発展するために必要としているものでもある。中国は世界のサービス貿易回復促進に重要な貢献を果たした」と指摘した。
商務部サービスアウトソーシング研究センターサービス経済研究部の李愛民副部長は、「国内的に見て、サービスの輸入は現時点での中国の主な矛盾を解消するのに役立つ。中国の質の高いサービスをめぐる需給は矛盾が際立っており、世界からの良質なサービス供給が拡大すれば日増しに増大する中国のサービス需要を効果的に補える」と語る。