テスラが中国市場で値下げ、消費者からは不評

テスラが中国市場で値下げ、消費者からは不評。

タグ:テスラ 値下げ

発信時間:2018-11-27 15:39:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 テスラ・モーターズは22日、中国で販売するEV「モデルS」「モデルX」を12−26%値下げすると発表した。うち最も安い「モデルS 75D」の最新の希望小売価格は78万2900元で、以前の88万7600元から約12%の値引きとなっている。値引き幅が最も大きいのは「モデルS P100D」で、現在の希望小売価格は109万1000元で約26%低下した。


 テスラの公式発表によると、今回の値下げはより多くの中国人消費者にテスラ車を購入してもらうことを目的としている。テスラは関税の大半を負担することで、消費者の購入費を引き下げることを選択したという。


 関税などの原因により、テスラ車が大幅な値上げとなり、中国での販売台数が減少した。全国乗用車市場情報連席会のデータによると、テスラの第3四半期の中国販売台数は37%減で、10月はさらに70%減で211台のみとなった。


 テスラ車の販売台数は米国で伝統的な高級車メーカーを上回っているが、中国での今後の状況は楽観できない。蔚来や小鵬といった中国新興メーカーの他に、テスラはBMW、ベンツなどの伝統的な自動車メーカーとの競争にも直面する。


 業界関係者は、今回の値下げは販売拡大につながると判断したが、一部の消費者はこの動きに追随していない。モデル3の値下げが発表されると、一部の消費者は注文を取り消した。さらに2年後の国産版を選ぶ消費者もいる。業界関係者は、2020年の国産化後、テスラ車がさらに値下げされると予想している。


 関税の影響を弱めるため、テスラは中国での工場建設を加速している。テスラは先ほど、今月下旬に開催される2018臨港産業区秋季就職説明会に参加すると発表した。生産管理など30以上の職種の人材を募集し、ギガファクトリー完成に向け準備を整える。


 先ほど発表された環境アセスメントによると、テスラの上海ギガファクトリー(1期)は竣工後にモデル3とモデルYを製造する。目標は年産25万台。テスラは国産化を実現すると、40%もの輸入関税を回避でき、部品にも関税がかからない。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年11月27日

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