同報告は19年のマクロ経済政策について、次のように提案した。安定成長とデレバレッジとリスクマネジメントとの間の関係を適切に処理することが必要だ。積極的な財政政策は減税と費用削減に力を入れ、財政赤字率を適度に引き上げなければならない。金融政策は「金融の緩和」から「信用の緩和」への転換を促進しなければならない。監督管理政策は大きな方向性を堅持して変わらないようにする一方で、リズムをしっかりとコントロールして、「リスクマネジメントのリスク」を防止する必要がある。すなわち今までのリスクを解消するとともに、新たなリスクの発生に警戒しなければならない。
同行は人民元レートの動きについては、「中国市場のさらなる開放により外部資金の流入が拡大し、外貨の需給が全体として安定を維持し、人民元の対米ドルレート基準値をめぐる周期に逆行する要因が引き続きレートを安定させる役割を発揮し、また中国人民銀行(中央銀行)の政策ツールボックスにはレートを安定させるツールがたくさんあるので、人民元が一方的に大幅に値下がりする余地は大きくない」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年11月29日