微信支付(WeChatペイ)とLINE Payは今月27日に東京で、日本におけるモバイル決済の普及に提携して取り組むことを発表した。両社の提携をベースに、LINE Pay端末を設置済の日本の実店舗で、WeChatペイの直接支払いも行うことが可能になる。
微信支付の李培庫副総裁は、「日本におけるLINE Payとの戦略的提携により、微信支付はLINE Payのオフライン運営能力と連携して、日本現地の生活の各シーンに一層溶け込み、中国人観光客に一層便利なサービスを提供することを目指す。今回の提携を通して、中国人観光客は日本のさらに多くの実店舗で、微信支付を使うことができるようになる。通貨両替の手数料は必要なく、通貨両替や現金を準備する手間を省くことができる」と説明した。
LINE Payも微信支付と提携することで、実店舗に中国人観光客向けの決済サービス機能を追加することを可能にし、さらに多くの日本の実店舗がモバイル決済を導入することにつながるとみている。日本の実店舗は同じQRコードで、日本人ユーザーにはLINE Pay、中国人観光客には微信支付を使って支払いを済ませてもらうことができる。また、日本の実店舗にQRコードスキャナーなどの電子設備を導入する必要がなく、運営のデジタル化を簡単に実現できる。
これまで微信支付は、新千歳空港やドン・キホーテ、富士急ハイランド、各大手ショッピングモールなど、日本で中国人観光客が多く集まる場所をカバーしており、目に見えた成果を挙げていた。2018年6月、微信支付の日本のおける利用件数、金額、導入する店舗などは前年同期比6倍以上となった。現在、微信支付は、49ヶ国・地域をカバーし、16通貨で決済できるようになっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年11月29日