第13回主要20カ国・地域(G20)首脳会合(会期2日間)は現地時間12月1日、アルゼンチンのブエノスアイレスで「G20ブエノスアイレス首脳宣言」を採択して閉幕した。会議では、多国間貿易体制の維持・WTO改革・気候変動対策などの問題について幅広い合意形成が行われ、世界の信頼感が高まった。
今年最後の重要な多国間外交の場であるG20ブエノスアイレス・サミットでは、世界の主要国と国際機関のリーダーが互いに関心を寄せる重要な国際問題について意見交換を深め、見解の相違の解消に努めることを通じて、ポジティブなシグナルを発信、世界の注目を浴びた。
「世界がG20ブエノスアイレス・サミットを注視している」。独メディアは「今回はG20史上、重要な意義のあるサミット」と報じた。
今回のG20サミットはかつてない顔ぶれで、38の国と国際機関のリーダーが参加した。G20加盟国首脳のほかに、永久ゲスト国のスペインや、特別招待ゲスト国のチリ・オランダ、ASEAN議長国のシンガポール、アフリカ連合(AU)議長国のルワンダ、アフリカ開発のための新パートナーシップ(NEPAD)議長国のセネガル、カリブ共同体(CARICOM)のジャマイカなどの首脳および国際機関のリーダーも招かれた。