中国商務部(省)が4日に明らかにしたところによると、今年1〜10月には中国のサービス輸出入額が4兆3千億元(1元は約16.5円)を突破して、過去最高を更新し、増加率は11.1%に達し、通年では10%前後を維持する見込みという。新華社が伝えた。
同部が同日に発表したデータによると、同期のサービス輸出入額は4兆3022億4千万元で、このうち輸出は1兆4211億8千万元で前年同期比14.3%増加、輸入は2兆8810億6千万元で同9.6%増加、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は1兆4598億9千万元の赤字だった。
新興サービス産業の急速な伸びがサービス貿易の高い品質の発展を力強く推進した。同データによれば、同期の新興サービス産業の輸出入額は1兆4181億6千万元で同20.4%増加し、サービス全体の増加率を9.3ポイント上回り、従来型サービス産業の増加率は13.6ポイント上回った。ただ、規模という点では、従来型の輸出入額が引き続き大半を占めた。
サービス輸出では、「中国サービス」の国家ブランド建設を受けて高度生産型サービスの輸出が急速に増加した。同期のコンピューター・情報サービス、保険サービス、研究開発成果移転費用・委託研究などの高度生産型サービスの輸出が急速に増加し、増加率は順に66.7%、20.5%、18.3%に達した。
サービス輸入では、サービス消費の高度化が加速する流れが高付加価値サービスの輸入ニーズを絶えず拡大した。同期の知的財産権使用量の輸入増加率が22.5%に達したほか、金融サービスは同22.1%、コンピューター・情報サービスは同24.3%、それぞれ増加した。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年12月5日