改革開放実施40年で、中国の貨物貿易、外資直接投資、サービス貿易はそれぞれ198倍、148倍、147倍に増え、対外投資もゼロから1千億米ドル台に大きく拡大した。専門家は、中国の開放政策が貨物貿易を中心とする「一次開放」からサービス貿易を中心とする「二次開放」へ向かい、今後はサービス業が新たな開放サイクルを牽引するとの見方を示す。
統計は、中国の対外開放実施40年にわたる大きな変化を映し出す。1978年から20017年までに、中国の貨物貿易総額は206億4千万米ドルから4兆1000億米ドルに198倍となり、年平均14.5%増加した。また、貿易相手国は40カ国余りから231カ国・地域に拡大している。
1982年から2017年までに、中国のサービス輸出入総額は46億9千万米ドルから6957億米ドルに147倍となり、年平均15.4%増加した。
2017年に中国が受け入れた外資直接投資額は1363億米ドルで、1983年の9億2千万米ドルから148倍に増えた。2017年末時点で、登録記済の外資投資企業は54万社近くに上った。2017年に中国は世界第2位の外資流入国で、1993年以降の外資利用規模は発展途上国のなかで最大となっている。