文字

専門家が語る「中国経済に自信を持つ理由」

タグ：中国経済

発信時間：2018-12-30 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

現在の中国経済について、多くの人が「安定」と「変化」の2つのキーワードに注目している。変化の中でどのように中国経済の安定した成長を探るかは、中国経済の今後の動向と関係している。12月に開かれた2018年新華網思客年次総会で、多くのエコノミストが中国経済の今後の動向を分析した。思客はその中から5つの重要な観点を抜粋した。

国際環境と国内条件の変化を論理的に判断 　

商務部元副部長・中国国際経済交流センター副理事長の魏建国氏は、2018年新華網思客年次総会で以下のように発言した。　

国際環境と国内条件の変化を論理的に判断する必要があり、悲観的または楽観的になりすぎてはならない。2019年は国際情勢の不確定性が最も多い1年になり、国内の改革措置の重なる。しかし、中国は以前として国内発展の戦略的チャンスの時期にあり、2019年は全面的にハイレベルの対外開放が加速する。2019年、中国は外資導入、改革開放が最も多い国になる。

3つの面から中国経済に自信を持っている

復旦大学経済学院院長・中国経済研究センター主任の張軍氏は以下のように述べた。　

中国の今後の経済を楽観し続ける理由がある。その自身は3つの面から来ている。1つ目は、労働力構造、経済構造、貿易構造、経済構造など、中国経済の今後の様子がはっきりとしている。2つ目は、中国経済の改革分野と改革方向がより明確になり、基本的な共通認識が形成されている。3つ目は、中国経済には短期的な経済変動と外部からのダメージに耐える能力がある。

発展は車、改革は動力のようなもので、ギアを正確に動かすことが重要

中国財政科学研究院の劉尚希院長は以下のように述べた。　

自信を持つには、行動に移す自信がなければいけない。改革はまさに行動の着力点である。改革深化を継続し、中国経済の潜在力、各方面の積極性を引き出す必要がある。我々の発展は車、改革は動力のようなもので、ギアを正確に動かすことが重要。ニュートラルの状態ではアクセルを力いっぱい踏んでも車は前に進まない。改革と発展は正確な組み合わせを形成し、改革のボーナスを十分に放出できる。

科学技術イノベーショでどのように未来を想像するかが今後の新たな試練

金融専門家の朱雲来氏は以下のように述べた。　

改革開放40年の成果は素晴らしく、新情勢のもとで科学技術を発展させ、貿易を拡大し、所得を増やし、生活費を下げ、経済の質を高める必要がある。コア技術がなければコア競争力もない。今後の世界経済は多様化し、市場は飽和状態に近づき、需要はより多層的になり、科学技術イノベーショでどのように未来を想像するかが今後の新たな試練になる。今後は簡単なコピーではいけない。世界は絶えず変化し、我々も絶えず調整し、未来に向かう必要がある。40年で蓄積した経験を生かし、科学技術イノベーションを中心に自主開発能力を高め、世界的競争力を強めなければいけない。

今後は誰が「思い切った」かではなく、誰がより開放的かが重要