中国のタブレット産業が台頭 韓国は「不安」

中国のタブレット産業が台頭 韓国は「不安」。

タグ:中米貿易戦 タブレット産業

発信時間:2019-02-19 14:05:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 韓国聯合ニュースの17日の報道によると、中米貿易戦が中国半導体産業に波及したことに伴い、中国はタブレット産業への投資を拡大し、自国の製造業の台頭を図ると分析されている。中でも最近、中国のLCD分野の大規模供給は価格低下を招き、これは韓国の関連産業にとって悪夢となっている。また、中国が次世代OLED産業への投資を拡大し続けていることに、韓国は不安を感じている。


 韓国のKTB投資証券の金良材研究員は、「米国にタブレット産業の大手企業がないため、中国側が同産業を大々的に発展させても米国は嫉妬せず、中国企業を制裁したりもしない」と話す。中国のタブレット産業最大手の京東方は2018年12月、巨額を投じて6代目OLEDタブレット工場B12を建設した。そのほか、数社の中国企業が関連投資の拡大を計画している。中でも、華為(ファーウェイ)などの中国企業は折りたたみ式スマートフォンを公開し、新たなOLED需要が見込める。


 市場調査機関のIHSは、中国の6代目OLEDへの投資規模について、2018年の生産量は4万7000枚、2019年は16万7000枚、2020年は27万6000枚に激増すると予想する。韓国のKTB投資証券も、2019年から2021年までの3年間の中国のLCD、OLED産業への投資は66兆ウォン(約4000億元)に達すると見ている。中国のタブレット企業の追撃と超越に対し、韓国企業は不安を抱いている。韓国は世界最大のLCDサプライヤーという地位を中国に譲り、現在は次世代OLED産業も危険な状態となり、韓国企業の不安感が急速に高まっている。


 『韓民族新聞』の報道によると、中国は2018年にLCDテレビの生産台数が初めて韓国を超えて世界一になった。IHSの最新報告によると、2018年第1~3四半期のLCDテレビ世界出荷台数は1億5216万台で、うち中国企業は4856万台と31.9%でシェアトップとなった。韓国は4658万台と30.6%で2位だった。2017年、韓国のシェアは32.4%、中国は27.2%だった。高価格のOLEDテレビやQLEDテレビなどの分野において、韓国は中国を上回っている。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年2月19日


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