統計機関のSigmantell Consultingが2月14日に発表したデータによると、中国の電子製品メーカーである京東方(BOE)がLG Displayを抜いて、世界最大の液晶ディスプレイサプライヤーになった。
統計レポートによると、2018年は、京東方の液晶ディスプレイ出荷量が最多の3730万枚に上り、LG Displayが3450万枚で続いた。また、京東方の2018年のテレビディスプレイ出荷量は5430万枚で、LG Displayは4860万枚だった。
ただ、京東方は出荷量がトップだったが、出荷面積が第3位にとどまった。出荷面積のトップは、LG Displayの3千万㎡、京東方を抑えた第2位が三星(サムスン)の2620万㎡に上った。
市場全体で液晶ディスプレイの出荷量は、2012年の1億7800万枚から2017年の1億3700万枚に6年連続で減少していたが、2018年は需給が好転し、出荷量が前年比10%増の1億5100万枚に回復した。