業界関係者は、2018年に液晶ディスプレイ市場が成長に転じた主因として以下の3点を挙げている。一、供給側の生産能力が拡大し、複数の高世代生産ラインの操業開始でディスプレイメーカーが積極的に出荷した。二、海外市場の需要が回復し、特に北米地区の景気回復が液晶ディスプレイの買替えと新規購入の需要を増やした。三、デル、ヒューレット・パッカード、聯想などの国際ブランドが海外生産を前倒しした。
液晶ディスプレイ以外にも京東方は、OLEDディスプレイの生産に力を入れている。京東方はすでに重慶で、3本目となる6GフレキシブルOEDLディスプレイ生産ラインの建設を開始し、その月間生産能力は4万8千枚に上る見込み。京東方は、新たな生産ラインに465億元を投じ、携帯電話端末、自動車、ノートパソコン向けフレキシブルOLFDディスプレイの生産を計画している。
京東方は2017年5月に成都で、1本目の6GフレキシブルOLED生産ラインを正式に稼働させた。現在は、錦陽で2本目の6GフレキシブルOLED生産ラインを建設中で、2019年の量産を目指している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年2月18日