世界初の5G遠隔操作外科手術、福建省で成功

世界初の5G遠隔操作外科手術、福建省で成功。

タグ:5G遠隔操作外科手術 福建省

発信時間:2019-01-14 10:51:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 福建省福州市長楽区の中国聯通東南研究院内でこのほど、北京301病院肝胆膵臓腫瘍外科主任の劉栄氏が執刀医としてロボットの前に座った。リアルタイムで送られてくる高画質動画を見ながら、5G技術を使いロボットアームを操作し、鉗子と電気メスを遠隔操作し、福州市皷楼区の福建医科大学孟超肝胆病院の豚の肝小葉を切除した。手術時間は1時間弱。切開部は滑らかで、出血量が極めて少なかった。この豚は術後30分で麻酔から徐々に目を覚ました。術後の経過は良好で、手術が成功した。


 この手術は福建聯通、北京301病院、福建医科大学孟超肝胆病院が共同で行った。病院間には約50キロの距離がある。手術の成功は、世界初となる5G環境下における遠隔操作外科手術テストの順調な成功を意味し、今後の臨床応用の条件を整えた。


 遠隔操作手術はワイヤレス通信の遅延、バンド幅、信頼性、安全性に極めて厳しい条件を突きつける。重要になるのは、電波のリアルタイムの相互接続だ。福建医科大学孟超肝胆病院の劉景豊院長は「5G技術は広帯域、低遅延、大接続というメリットを持つ。手術ロボットと結びつくことで、電波のリアルタイムの相互接続を実現し、時間と空間の制限を打破し、遠隔操作手術に可能性をもたらす。今回の手術の成功は、5G技術を遠隔操作医療に完全に利用できることを意味する。5G技術は近い将来、臨床運用を実現し、さらに遠隔操作病室検査、遠隔操作超音波検査などを実現する。より多くの高品質医療資源が速やかに過疎地に普及する。患者は長距離移動しなくても省クラス、国家クラス、さらには世界クラスの専門家の診療を受けられるようになる」と話した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月14日

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