世界観光都市連盟(WTCF)と中国社会科学院観光研究センターは16日、「世界観光経済すう勢報告書(2019)」を共同発表した。報告書によると、昨年通年の世界の観光客数は延べ121億人で、前年比5億8000万人増(5.0%増)となった。伸び率は前年比で0.7ポイント減。世界観光収入は5兆3400億ドルで、世界のGDPに占める比率は前年比0.4ポイント減の6.1%。今年の世界の観光客数は5.5%増の延べ127億6000万人にのぼり、伸び率が前年比0.5ポイント増になる見通しだ。
世界観光収入は世界のGDPの6.0%に当たる5兆5400億ドルに達する。報告書は、今年は世界の経済成長が鈍化するが、観光経済は安定的に成長すると予想した。世界5大エリアの観光発展の流れが顕著になっており、アジアが成長し、欧州が低迷している。アジア太平洋地域の投資規模と伸び率はいずれも各大陸の上位に入っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月20日