中国自然資源部地質調査局は23日、中国地調局組織が全国31カ所の省レベル自然資源主管部門、地質環境調査機関と共に、自然資源部門国家地下水調査プロジェクトを完了させたことを明らかにした。国家レベル地下水専門モニタリング地点を1万168カ所設け、全国の主要平原・盆地と国民活動経済区の地下水水位や水温の調査データ自動採取、リアルタイム送信、データ受信を行い、水利部門地下水モニタリンデータとリアルタイム共有を実現した。
自然資源部国家地下水調査プロジェクトは、区域に流れる地下水の水位、水温、水質(水量)に関する動態調査として大・中型地下水水源地調査を両立し、飲用水の安全保障につながるものだ。情報応用サービスシステムが、年間9千万本近くの地下水の水位、水温、水質のデータを発信し、水資源の科学的管理、地質環境問題の防止・解消、エコ文明の建設を大きく支える。
調査地点1万168カ所のうち50カ所余りで北斗衛星通信技術を使用し、新疆ウイグル、内蒙古、青海、西蔵など辺境地区でモバイル信号ネットワークが存在しない、もしくは信号が弱い区域の調査データ送信の問題を解決した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月24日