国内外の環境が錯綜するなか、2018年の中国経済は中高速の成長を維持し、経済規模は新たなステップに進んだ。では6.6%という経済成長率をどのように受けとめればよいのだろう?対外開放はどのような情勢に直面するのだろうか?国内の雇用情勢はどう変わるのか?国家発展改革委員会(発改委)政策研究室副主任である孟瑋報道官は現在注目されている経済問題について見解を示した。
国家統計局のまとめでは、2018年の中国国内総生産(GDP)は初めて90兆元の大台を突破、前年比で6.6%増加した。しかし一部の海外機関とメディアは、中国経済の実質成長率は6.6%を下回るとみている。
孟瑋報道官はこれについて、「量的指標から見ると、2018年の全社会電力消費量は6兆8000億kWh、前年比では8.5%増と2012年以来最高の伸びとなった。石炭消費は、新規の増加が厳しく制限されるなか、依然として約1.5億トン増加。天然ガスは400億㎥以上の大幅増で、伸び率は17%以上に上る。全社会貨物輸送量は約7%増加、うち鉄道貨物輸送量は9.1%増加した――。量的指標は経済成長を最も直接的に反映しており、年間の経済成長データの有力な支えになる」と説明した。