中国財政部は23日、2018年の財政収支状況を発表し、社会で高い関心が寄せられている問題について回答した。昨年の全国の財政運営は良好で、財政支出の構造は一段と改善された。
財政部の最新統計によると、2018年の全国一般公共予算収入は前年比6.2%増の18兆3352億元だった。
減税・費用徴収削減が強力に実施されるのと同時に、財政支出の構造が引き続き改善した。2018年の全国一般公共予算支出は前年比8.7%増の22兆0906億元だった。「支出は力強くハイペースな伸びを維持し、重大リスクの防止・解消、貧困脱却、汚染対策の三大堅塁攻略戦などの重点分野への支出を支えた」と、財政部予算司の郝磊・副司長は語った。
2019年、中国は積極的な財政政策の効率・効果向上に注力し、より大規模な減税と顕著な費用徴収削減を実施する予定だ。
国務院常務会議は先般、小規模零細企業を対象とした新たな包括的減税措置の実施を決定した。企業所得税の優遇措置を受けられる小型薄利企業の基準を大幅に緩和すると同時に、所得税の優遇幅を拡大、増値税小規模納税者の徴税基準引き上げ、一部の地方税について税の減免を50%まで認めるなどの措置が打ち出された。
「これらの措置は非常に包括的で実質的な減税であり、企業の満足度も高まる」。財政部税政司の徐国喬め巡視員は、「これは今年の減税・費用徴収削減の重要な内容であり、今後は関連部門とともに政策を徹底的に実行し、企業の安定的でポジティブなマインド形成を後押しする」としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月24日