生産をみると、国内の金生産量が小幅に減少し、輸入原料金が大きく伸びた。金業界では、国家生態文明建設の方針にもとづき、成長方式の転換や産業構造の合理化、自然保護区内にある鉱山の段階的な閉鎖、旧式技術・装備を使う鉱山の減産と生産停止・再編が進み、内蒙古自治区や陕西など一部の省(自治区)の鉱産金生産量が減少した。2018年の原料輸入金は23.47%増の112.783トンに大きく増えた。
2018年は中国の金企業による「走出去(海外進出)」が加速し、重点金企業グループの外国鉱産金生産量は23.4トンに上った。中国黄金は、ロシアのクルチ金鉱の権益70%を買収。紫金砿業は、セルビア最大の銅鉱RTB
Borプロジェクトとカナダ企業Nevsunを買収し、投資額が計200億元を超えた。山東黄金は香港H株メインボード上場を果たし、国際資本市場進出の第一歩を踏み出した。赤峰黄金は2億7500万米ドルを投じたラオスSepon露天銅金鉱の買収と引き渡しを終えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年2月11日