2018年に中国で新たに設立された外商投資企業は前年比69.8%増の6万533社だった。外資系企業が急増したのは、中国政府が企業の税負担軽減・行政手続きの簡素化・自由貿易区の拡大などを通じて外商投資により効率的で公平かつ透明性の高い市場環境を提供したことが要因だ。
世界銀行が先ごろ発表した「2019ビジネス環境報告」によると、中国のビジネス環境は前年より順位を32上げ、190カ国中46位となった。中国は複数の指標で躍進し、創設企業の指標では65、少数投資家保護の指標は55順位を上げた。
「中国は非常に魅力的な市場で、中国政府のビジネス環境改善の取り組みは目覚ましいものがある。2019年の中国市場の先行きを我々は確信している」。イケア中国のアンナ総裁は中国政府の減税・費用徴収削減措置に対して、「税負担軽減は我々にとってコスト軽減を意味し、製品の技術革新や事業拡張のチャンスを増やすことができる」と感慨深く語った。
「我々は今後、政府調達・基準制定・産業政策・科学技術政策・資質認定・商業登記・上場資金調達などの面で、外商投資企業が公平な待遇を受けられるように保障する必要がある」。国家発展改革委員会(発改委)の孟瑋報道官は、「中国が高度な開放を進める過程で、外資の対中投資は多くのチャンスに恵まれる見通しで、より大きな発展と互恵関係の実現が期待される」としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年2月12日