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世界の発展に貢献、ビル・ゲイツ氏が中国を高評価。
タグ：ビル・ゲイツ 2019年度の年次書簡
ビル&メリンダ・ゲイツ財団共同会長のビル・ゲイツ氏は12日、2019年度の年次書簡を発表し、さらに新華社を通じてビデオメッセージを公開した。ゲイツ氏は世界の発展の促進における中国の貢献を称賛し、科学技術革新に注目し世界的な問題を解消するよう国際社会に呼びかけた。メッセージの要旨は下記の通り。
中国は過去1年間に渡り、世界の発展の促進において引き続き重要な貢献を成し遂げた。過去40年間で、中国は貧困脱却などの大きな成果を手にした。また現在は、その他の国・地域が直面している厳しい課題への対処を支援するため、取り組みを拡大している。ビル&メリンダ・ゲイツ財団はこれからも中国を支持し、共に世界の人々のためにより美しい未来を創っていく。
最近の訪中で、私は再び中国の革新力を目の当たりにした。中国企業は画期的かつ革新的な製品を開発している。中国の科学者は新薬を開発し、貧困者が結核などの感染症に対処できるよう支援している。中国はさらに積極的にアフリカ諸国と発展の経験を共有しており、各国の衛生・防疫、農業モデルチェンジの加速などの進展を促している。
ゲイツ氏はこの旧暦1月8日に発表したビデオメッセージの中で、中国人に向け新年の挨拶をし、新春の幸福を祈った。
2019年度の年次書簡はこの動画と同時に発表された。年次書簡は昨年の世界の貧困削減及び疾患対策の大きな進展を評価した。また国際社会に対して、気候変動や健康福祉などの問題への注目を強めるよう呼びかけた。
ゲイツ氏は「気候変動に対応するためには、農業・電力・製造・交通・建築という重要5分野でほぼゼロエミッションを実現しなければならない。これらの分野はより重視され、投資を集めるべきだ。健康について、各国政府は今年、世界エイズ・結核・マラリア対策基金に対して再び資金援助を約束する必要がある。これは世界の健康分野で最も重大な措置の一つだ」と述べた。
年次書簡はまた、科学技術革新への投資の強化を呼びかけた。また遺伝子検査、温室効果ガス排出源の研究など、世界の福祉改善の重要性に特に言及した。
公開書簡は「将来を依然として楽観しているかと最近よく聞かれるが、私たちの答えはイエスだ。これは私たちが革新の力を深く信じているからだ。しかしそれよりも重要なのは、年次書簡で言及したすべての課題に対して、多くの人が自らの知恵、資源、さらには命を捧げていることだ……（中略）……私たちには全力を尽くし、世界をより良い方向に発展させる責任がある」とした。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2019年2月13日
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