EC市場調査会社の関係者は、「中国は小売業のリーダーになる。中国の中所得者の台頭により、消費者が農村から都市に移り、所得拡大が続く。さらに中国のEC大手がネット通販の高度成長を促す。これらの要素の総合的な影響により、中国の1人平均消費額が急増する」と分析した。
中国の消費力、世界に影響を及ぼす
「中国人消費者がくしゃみをすれば、世界がインフルエンザにかかる」という「Seeking Alpha」の分かりやすい比喩は、中国の消費力の世界経済に対する意義を言い当てている。英国の経済学者であるジム・オニール氏も、「13兆ドルの経済規模を持つ中国の消費者は、中国においても世界各地においても重要だ。中国人消費者は世界経済における重要な要素であり、現状を見る限り消費の成長率で中国に匹敵する国はない」と述べた。
NYタイムズは「なぜ米国企業は中国人消費者が必要なのか」と題した記事の中で、「中国人消費者の需要が冷え込めば、全世界の企業にも災いが降りかかる。中国消費市場を見据える企業には、極めて高い潜在力がある。中国の経済成長率が低下しても、中国の消費市場は成長を続け、すべてのグローバル企業が高度に重視する市場になり続ける」と伝えた。
中国網日本語版(チャイナネット)」2019年2月19日