政府活動報告は「GDP成長率を6−6.5%にする」など、今年の経済・社会の発展の主な目標を発表した。報告はまた、力強い国内市場の形成促進、内需の潜在力の持続的な引き出しなど、今年の10件の取り組みに専念するとした。
モロッコの経済学教授は「世界の地政学が複雑で、外部の需要に不確実性があるため、中国政府は引き続き内需を拡大する。これは新年の経済を支えるだろう」と述べた。
カタール半島メディアグループ研究センター長は、世界各国は中国の経済政策の調整と変化を重視していると述べた。中国の経済発展に有益な事は、世界経済の発展を促すという。これは「中国の受益は世界の受益」を意味する。
ブラジル中国問題研究センター長は「中国政府が推進する供給側構造改革、市場化改革のさらなる深化などは内需を促進する。中国国内市場は高い潜在力を秘めているが、これは雇用をさらに創出し、中国経済に外部からの圧力を回避させる」と話した。
パンアフリカ発展研究院西アフリカ分院の教授は、製造業の高品質発展を推進するという中国の方針は経済発展を促進する重要な手段であり、数から質への転換は称賛に値すると述べた。
インペリアル・カレッジ・ロンドンデータ科学研究所の郭毅可所長は、中国はインターネット経済、AI、ビッグデータ産業などの新興経済を急成長させ、ハイテク発展を強調しているが、これは中国経済のモデルチェンジが経済発展全体の質を重視し、グリーン・調和・革新駆動に向かう実践であると指摘した。
南ア国際事業研究所上席研究員は、中国政府が提唱する「製造業の高品質発展の推進」は革新的な措置であり、中国の製造業をより高いレベルに押し上げると話した。
シンガポール国立大学東アジア研究所の陳剛・所長補佐は、今年の政府活動報告はさらに大規模な減税を打ち出したが、これはビジネス環境の改善を促すと述べた。
インドのジャワハルラール・ネルー大学の教授も、政府活動報告の減税・費用削減の関連措置に注意している。これらの措置により、中国企業は世界市場で競争力を高められるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年3月6日