中国商務部の高峰報道官は、2018年に中国のインターネット小売市場の規模は引き続き拡大し、全国のネット小売額は9兆元を突破したと発表した。2019年1月、中国の投資家は137の国と地域の企業973社に非金融類の直接投資を行い、投資額は91億9000万ドルに達した。
統計によると、2018年の全国の実物商品ネット小売額は7兆元で前年比25.4%増、社会消費財小売総額への寄与度は45.2%で前年より7.3ポイント上昇。全国農村部のネット小売額は1兆3700億元で30.4%、農産品ネット小売額は2305億元で33.8%増。農村でECが迅速に発展し、農産品の新たな販売ルートを開拓した。
高峰氏は、2018年に中国のネット小売の品質は絶えず向上し、消費グレードアップを後押ししたと話す。調査によると、スマートウォッチ、スマートスピーカー、翻訳機などのスマート機器が消費者に人気があり、前年比80%以上の伸びとなった。化粧品、食品、家具なども急増し、それぞれ36.2%、33.8%、30.1%増加した。
また、2018年はECサイトは急成長し、市場発展の原動力となった。アクティブユーザーは1億7000万人に達し、消費者の多層化、多様化のニーズを満たした。生活サービスを行うECの質が向上し、企業競争は規模拡張から品質向上へと発展し、オンライン飲食市場の規模は45%増加。「シルクロードEC」の協力が深化し、中国とカンボジア、クウェート、アラブ首長国連邦、オーストリアなどの国との越境EC取引額はいずれも前年比100%以上の増加となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年2月26日