中国は「両会」(全国人民代表大会、全国政治協商会議)のシーズンに入った。多くの国々の政治学者が「近年、中国が各方面で上げた成果は世界的に注目されている」とし、今年の中国「両会」に大きな関心を寄せ、中国がより多くのポジティブなシグナルを発信することに期待している。
米ブラックロックの経済・市場調査責任者であるElgar Balchi氏は、「近年、中国が推し進める供給側の構造改革は、金融資本と労働力資本などの効果的な分配に役立つ」と語る。
米国大西洋評議会のAlbert Keidel上席研究員は、「近年、中国は自由貿易区の建設を加速しているが、これは一種の極めて先見性に富んだ政策だ」と指摘した。
露サンクトペテルブルク州立大学のYana Leksyutina教授は、「中国は経済発展モデルの転換で成果を上げ、国民の生活レベル向上でも多くの取組を進めた。インフラ整備、貧困脱却、教育の質的向上、環境保護などの面で著しい進展を遂げた」と述べた。
ロンドン大学キングス・カレッジ中国研究所のKerry Brown主任は、「中国は世界で大きな影響力を持つ国になった」との見方を示した。