中国インターネット情報センター(CNNIC)はこのほど発表した第43回「中国インターネット発展情況統計報告」で、インターネットのインフラ整備、アプリケーション開発、政府アプリケーション開発、産業・技術開発、セキュリティなど多方面から2018年の中国のインターネット発展状況を明らかにした。
2018年12月時点で、中国のネットユーザーは8億2900万人、インターネット普及率は59.6%だった。モバイルネットユーザーは8億1700万人。ネットユーザーのうち携帯電話でインターネットを利用する比率は98.6%。オンラインゲームのユーザーは4億8400万人で、ネットユーザー全体の58.4%。モバイルゲームユーザーは4億5900万人で、モバイルネットユーザー全体の56.2%を占めた。
2018年の中国オンラインゲーム産業は安定成長を維持した。中国のゲームメーカーは海外市場との連携を日増しに強化している。
産業発展の側面では、国内の大手ゲーム会社は海外のゲーム開発会社と緊密な連携を強め、中国産ゲームの「海外進出」と輸入ゲームの導入わめぐり良好な基盤を築いた。海外のゲーム事業を重視する企業が増えており、中国産ゲームの海外市場での影響力が一段と拡大する見通しだ。テンセント、網易(ネットイース)、完美世界(パーフェクトワールド)などの中国ゲームメーカーは2018年、それぞれ仏ユービーアイソフト(Ubisoft)、米バルブ(Valve)などの海外ゲームメーカーと戦略的提携で合意しており、今後は中国市場での海外ゲームの販売増につながる見通しだ。
中国ゲームメーカーの海外での収益力が持続的に上昇している。統計によると、2018年上半期に中国に本社を置くゲームメーカーアプリの海外でのダウンロード数は前年同期の11億件から15億件に増加。これらのゲームへの海外ユーザーの支出額は26億米ドルに達し、前年同期より40%以上増加した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月9日