ECが農産品の「ネット人気」を後押し

ECが農産品の「ネット人気」を後押し。

タグ:EC 農産品 ネット 人気

発信時間:2019-03-10 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 貴州省余慶県は近年、ビッグデータ産業の発展のチャンスを捉え、電子商務産業パーク、電子商務運営センターを設立し、EC企業と連携して地方の特徴があるECプラットフォームを構築し、貧困地区や貧困世帯との橋渡しをし、貧困者の収入増加を促進している。

 

 「すべてECプラットフォームのおかげ」。ブンタンの売り上げ低迷状態から「ネット人気」までの変化を経験した貴州省余慶県花山ミャオ族郷万里村の貧困世帯の馬茂賢さんは、「1カ月あまりで家にいて1万キログラムのブンタンを完売できた」と興奮した様子で話した。

 

 貧しいのは運命だと諦め弱気になっていた馬茂賢さんは、赤い身のブンタンを栽培し、貧困脱却を試みた。

 

 2017年、馬茂賢さんが栽培した第1陣12ムーの赤身ブンタンは収穫期を迎えた。交通が不便で通信環境が整っておらず、市場販売の経験もなかったため、1万キログラムのブンタンが家に溜まっていた。

 

 その状況を知った余慶県電子商務弁公室の邱成剛主任はすぐに県、鎮、村の3級のEC販売ネットワークに情報を発信し、宅配企業と連携して馬茂賢さんの送料を優遇する措置をとった。馬茂賢さんの家にあったブンタンはすぐに完売し、ネットで人気の商品になった。

 

 貴州省余慶県は近年、ビッグデータ産業の発展のチャンスを捉え、電子商務産業パーク、電子商務運営センターを設立し、京東幇や淘宝などの企業と共同で「淘宝・特色中国・余慶館」、「貴農網」、「余慶館」などの地方の特徴のあるECサイトを設立し、貧困地区や貧困世帯との橋渡しをし、貧困脱却を後押ししている。

 

 EC貧困支援の推進において、余慶県は党組織の優位性を生かし、産業発展の現状に基づいて産業のタイプと地域に合わせることを原則に、各村のEC産業を熟知し経営と管理に長け、農産品開発と富裕化事業に意欲的な党員を集め、EC貧困支援党支部を設立し、茶葉、紅軍橘、精米、リンゴ、モモのEC党チーム、党員サービスチームを結成し、「支部がリードし、党員が先頭に立ち、ECが支援し、農村を振興させる」という貧困支援の道を形成した。

 

 馬茂賢さんは「党支部の支援により、昨年は10ムーの万里紅柚が実った。生産量は3万キログラムに達した」と、貧困脱却に自信を持っている。

 

 余慶県は『電子商務発展三年行動計画』、『電子商務発展促進支援政策』などを打ち出し、EC企業と貧困村の共同建設、EC従事者と貧困世帯の正確な連携による支援を通し、「補助金の代わりに奨励金を支給する」という形で貧困者とEC企業に政策および資金の援助を行い、EC企業を党建設モデル機関に、貧困村をECモデル村にし、党組織の優位性をEC発展支援の市場優位性に変えている。

 

 余慶県ではこれまでにEC企業20社超が農村貧困脱却事業に参入し、「EC企業+貧困世帯」、「生産基地+貧困世帯」などの形式を通して1200世帯3000人以上の貧困者を支援し、貧困世帯の農産品売上高は5000万元に達した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年3月10日


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